考え事をしていて、ふと「高学歴というのは、昔の武勇伝のようなものだ」と思いました。

男性の「昔、俺は悪かった」「かなりのヤンチャをした」というやつです。

話を聞いてあげると相手は喜びますが、たいてい話が大げさになっていたり、聞く側はあまり興味がなかったりします。

武勇伝というのは、本人が自慢げに語っても、受け取る側は「すごい」とは思わないものです。

そうではなく、その人の周囲の人が噂話のようにヒソヒソ話して、それで内容を知るから「あの人、凄かったんだ!」となるのです。

元暴走族のトップだった宇梶剛士さんが「俺は昔すごかったんだ」と語ったとしても、その凄さは恐らくあまり伝わりません。

そうではなく、周りの人が、いまでも会うと緊張気味に挨拶する、といったところから凄味が伝わるのです。

いま現役の学生さんはまぁいいとして、また、社会人になりたてくらいでもなんとか許すとして、それ以降は自分から語ったらダメですな。